金環日食と広島復興大博覧会
(33細井さん)
金環食の年に私は広島へ来たのです。広大天文學会は種子島へ観測に行きましたが、
私が入会した時にはもう出発しておりました。
それで部分食を今の平和大通りの真ん中で見ました。そこに五藤光学の15cm屈折望遠鏡が
あったからです。今の大通りは当時未だ更地で広島復興大博覧会が開催されていたのです。
そこに出品された望遠鏡の管理は天文學会にというか村上先生にまかされておりました。
当時飛んだばかりのスプートニクの模型も平和公園辺りの会場にありました。そんな展示物を
学会員は自由に見て回ったものです。何しろ博覧会の説明役を任じられておりましたから、多分市役所から。