2009722 トカラ列島 宝島  


       旅のアルバム(10)

           「皆既前日 (午後)」
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午後は島内巡りです。最初は荒木崎灯台から。

ガイドをしてくださった方

ここは、島の南端です。
海抜が高く、四方が見渡せます。
どこから船が来てもわかります。

平家の落人もここに見張りを置いたとか。

道の両側の木には、冬になるとトカラハブがいっぱい
巻きついて、小鳥を狙うんだそうです。

結構急な石段を登る

荒木崎灯台からの眺望 

      (北西方向)

大間海岸

島の最高峰 イマキラ岳(海抜291m)

      (北東方向)

隆起サンゴすなわち石灰岩でできた島

秋吉台のカルスト台地に雰囲気が似てました
遥かに見える小宝島

天気によっては悪石島も見えるそうです。
灯台の下は荒波が打ち寄せる断崖絶壁!

イマキラ岳山頂より 

さきほどの荒木崎灯台が、はるか下に見える

灯台から見たときは、海抜が同じくらいに思えたけれど、イマキラ岳に登ると
高度差がはっきりわかりました。


荒木崎灯台(57m) < イマキラ岳(291m)

        大間海岸

灯台からも見えた海岸の別アングル

海の中にある島(岩?)は舞立(むうたち)という

小宝島と巡視艇

山頂の展望台はトカラ馬のデザイン

日食観測隊のテント村が遠望できました

断雲が海に影を落とし、午後の風も出てきました。

       山を下ります

道の両側の草がきれいに刈られていました。
島民の方の心遣いがありがたかったです。

宝島 概略図


観音堂(鍾乳洞)

集落からはかなり離れた場所だが、

ここが島の信仰の中心地らしい

鍾乳洞の入り口に、祠やお地蔵さんが並ぶ

宝島伝説にある、キャプテンキッドの宝が
隠されているとすれば、この洞窟が、最も
可能性がありそう!

入り口付近の鍾乳石は空気にさらされているためか、黒い

奥に小石がたくさんありますが、これらは島の人が願いを書いて入れたものだそうな

ここに願いを書いて、鍾乳洞に入れる

こちらの穴にもたくさんの小石

その穴の中に、トカラハブが!

固い岩盤にも、しっかり根を張る植物のすごさ!

ここに近年建てられたと思われる観音堂があり、二体の観音様を安置している。
一体は比較的新しいもの。もう一体はトカラ列島最古の「トカラ観音」である。

トカラ観音様は、目の部分の象嵌が失われ、目の穴がポッカリと穴が開いていて、どくろのよう。
正直言って恐ろしいお顔であった
あまりの不気味さに写真を撮れず。

大間海岸


隆起珊瑚の海岸と舞立(むうたち)。 

入り江の中は波が無く、透明度抜群だが、外海は波が激しい。

波風が激しくて前籠漁港に着岸出来ない時は、こちらの沖に停泊して、
小舟で人や荷物を上陸させるのだという。

あの大きな「としま」が着岸出来ないような荒れた海を、小舟で行き来するなんて
信じられない。

天気が穏やかな今日でさえ岸には激しく波が打ち寄せていて、小舟で沖へ
出られるとは、とても思えなかった。

月面を思わせるような、隆起珊瑚の海岸。
大きな岩はどうやってできて、なぜここにあるのだろうか?

ゴムボートがあるんですけど・・・。
まさかこれで、荒波の沖に停泊するフェリーと行き来する?

入り江の中は水が澄んで透明度抜群! 波も穏やか。

後ろを振り返れば、さっき登ったイマキラ岳が、海岸線から一気に立ち上がっている

名も知らぬ、遠き島より・・・     椰子の実 と アダンの実

帰りのマイクロバスの中から見た牛の放牧

これも島の重要な産業だという。

テント村へ帰着

TBSの中継車とパラボラアンテナ

島内ツアー出発前にTBSのスタッフが言っていた。
午後になると風が強くなって、雲が発生する。

その傾向は今日も否めないが、
いや、でも、明日は大丈夫だ!きっと・・・

気合いで機材調整をする人

仮設の主砲EM-200

このままここに置いておきたかったのだが、
夜の交流会の邪魔になるということで、撤収を求められる。

憤慨しつつ、宿泊テントまでの100メートルほどを
抱きかかえて移動!